ダニ駆除

【危険】プロテインのダニ繁殖に注意!見分け方・対策方法を徹底解説

ダイエットや筋トレ、栄養補給として人気のプロテイン

日常的に飲んでいる人も多い食品ですが、実は栄養が豊富だからこそダニが繁殖しやすい食品であることを知っていますか?

もし常温でプロテインを適当に管理しているのなら、気づかないうちに袋の中にはダニが大量発生…なんて状況になっているかもしれないのです。

ダニが発生したプロテインを飲み続けるのは不衛生なだけでなく、腹痛や吐き気、さらにアナフィラキシーショックなど、命に関わる危険性まであります。

この記事のテーマ

  • プロテインにダニが繁殖しやすい理由
  • プロテインにダニがいるか見分ける方法
  • ダニの繁殖を防ぐための対策法

 

そこで、この記事ではプロテインにダニが繁殖しやすい理由や、ダニを防ぐために普段から気をつけたい対策法をご紹介します。

 

プロテインにはダニがたくさん潜んでいる!?

ずばりプロテインはダニの温床になりやすい食品です。

そもそもダニが繁殖しやすい環境は次の4つ。

 

ポイント

  1. 暗くて潜れる深さがある場所
  2. エサが豊富にあるところ
  3. 湿度が60~80%の場所
  4. 温度が25℃以上の暖かい環境

この条件にすべて当てはまり、ダニにとって過ごしやすい環境こそが「プロテイン」なのです。

 

暗くて潜れる深さがある場所

ダニは直射日光が当たらない、暗い場所を好む虫です。

そのためにプロテインの袋の中は日光が当たらずにダニにとって過ごしやすい環境。
さらに、粉末がたっぷり入った袋は卵を植え付けるのに必要な深さも十分にあります。

一度住みつかれてしまえば、あとは袋の中でダニが増殖していく一方。

気づかないうちに、プロテインとともにダニを食べてしまっているなんて、恐ろしい状況になっているかもしれません。

 

エサが豊富にあるところ

ダニはたんぱく質と糖質を特に好む虫です。プロテインはどちらも豊富に含んでおり、ダニにとって栄養の塊であり絶好のエサ場。

たくさんの栄養をとることができるので、繁殖一度プロテインの中に入り込むことができればどんどん繁殖していきます。プロテインと同様に、栄養豊富である小麦粉やホットケーキ、お好み焼きの粉などの粉ものは、ダニの繁殖にうってつけの食品。

そのため、気づかずに食べてしまったことで体調不良を起こすケースが問題視されています。特に開封後しばらく経ったプロテインは絶好のダニの繁殖場なので、できるだけ早く飲み切るか、ダニが繁殖しないよう保存方法に気をつけましょう。

 

湿度が60~80%の場所

ダニは高温多湿を好むので、湿度が60~80%の環境は特に繁殖しやすいです。夏場は気温も湿度が高くなりがちのため、年間を通してダニの繁殖問題が起こる時期。

開封後に常温管理している状況の人は要注意です。

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温度が25℃以上の暖かい環境

ダニは気温が25℃以上の暖かい場所で卵を産みます。では夏場以外なら大丈夫かと油断するのはとても危険!

冬は暖房を使うことで夏と変わらない室温になっている家庭が多く、常温で管理した結果ダニが繁殖する可能性は十分にあります。

これらの条件に当てはまっている家庭は、プロテインにダニが潜んでいるリスクを考え、しっかりと対策をしましょう。

 

ダニが繁殖したプロテインは体調不良やアレルギー症状の原因に

では人がうっかりダニを口にしてしまうと、どんな体の変化が起きるのでしょうか?ダニは人体にとってアレルギーの元である「アレルゲン」であり、体内に入るとさまざまなアレルギー症状を起こすことがあります。

具体的な症状としては、腹痛や下痢などの胃腸の不調に蕁麻疹など。また、アレルゲンに反応してしまうアナフィラキシーショックを発症する可能性があります。

アナフィラキシーショックは蕁麻疹をはじめ、摂取した際に粘膜部分が腫れることによって気道が詰まり、呼吸困難に陥ってしまうケースも起こり得ます。

ひどい場合は命に関わるので、健康のためにもプロテインの管理には十分な注意が必要なのです。

 

プロテインにダニが繁殖しているか見分ける方法

では、プロテインにダニが繁殖しているかどうか見分ける方法はあるのでしょうか?

ずばり、今飲んでいるプロテインにダニが繁殖しているか、今すぐできる2つの見分け方をご紹介します。

 

目視して白い物体が動くか確認

プロテインをエサにして繁殖するダニはおもに「コナダニ」や「チリダニです。どちらのダニも体長は0.5ミリ程度と非常に小さく、1匹だけでは肉眼で見るのはむずかしいサイズ。

 

 

また、色も半透明や乳白色なので、プロテインとほとんど色が変わらないことから、少数しかいない段階ではまず気づくことがありません。

しかし、ダニの繁殖が進んで袋内に大量発生した状態ではよく目を凝らすと、粉がカサカサと動く様子が見えることがあります。

目視できるレベルともなると、プロテインの袋内には相当数のダニが繁殖している証拠。そのまま飲み続けてしまうと、アレルギー症状などの体調不良を起こす原因になります。口にするのは控え、すみやかに袋ごと処分をしましょう。

参考:アース製薬_ダニの生態・種類

 

賞味期限切れかどうかを調べる

プロテインは開封後できるだけ早めに食べきることが、ダニ予防のうえで大切です。とは言っても、大容量のプロテインは数か月分の量が入っている大容量の商品が多いもの。

特に開封してからは賞味期限に関係なく3か月以内には食べきりましょう。

また、賞味期限切れのプロテインは未開封でも要注意。ダニによってはプロテインの袋を食い破って侵入するケースもあります。賞味期限間近のプロテインはダニがいないかしっかりと確認をしましょう。そして、消費しきれる量を定期的に購入することが大切です。

 

プロテインにダニが繁殖するのを防ぐ6つの対策方法

プロテインにダニが繁殖するのを防ぐために、今すぐできる6つの対策方法をご紹介します。

プロテインを冷暗所に保管する

プロテインは高温の場所を避けることが大切です。そのため、あまり気温の変動がない冷暗所に保管しましょう。

ダニは気温5℃以下の環境だと繁殖できないため、おすすめは冷蔵庫にプロテインを保管すること。ただし、しっかりと密閉をしないと湿気が入ったり、食品の匂い移りをすることがあるので、次に紹介する対策法と合わせて行うことをおすすめします。

 

プロテインに湿気が入らないように密閉容器に移す

引用元:Amazon

プロテインは密閉容器に移して管理すると便利です。しっかりと密閉できる、小麦粉用のケースなどを活用して湿気が入らない環境を作りましょう。

できれば1か月分ずつ複数の容器にわける、もしくは大きめの容器にプロテインを移して1食分をビニール袋や携帯用プロテインケースに小分けするのもおすすめです。

 

開封後のプロテインは1~3か月以内に使い切る

開封した後のプロテインは賞味期限に関係なく、1~3か月程度で使い切ることが大切です。どうしても開封後はダニが繁殖するリスクが上がりますし、何よりプロテインの鮮度も落ちてしまいます。

気づかないうちに湿気を吸引してダニが繁殖しやすい環境にならないように、3か月以内に飲み切れる分量を注文しましょう。

また、味が合わなくて余らせてしまったプロテインは、もったいないからと飲まずに処分することも、ダニを摂取しないために重要です。

プロテインを捨てるのはどうしてももったいないと感じる人は、お試しサイズや少量パックから購入してお気に入りの味を見つけてから、お得な大容量を購入しましょう。

 

プロテインは乾いたスプーンですくう

湿気が入りこむのを防ぐために、プロテインをすくうスプ―ンや触れる恐れがある手はしっかりと乾いた状態で使用してください。

スプーンや手が濡れていると、そこから粉末が濡れてダニの温床となります。同時に密閉容器の水滴にも注意。洗い立ての容器にプロテインを入れてしまうと、同じく粉が湿気るので十分に乾かしたものを使いましょう。

 

高温になるものの近くにプロテインを置かない

暖房器具の近くや窓のそばなど、気温が上がりやすい直射日光の当たる場所にはプロテインを置かないでください。

冬でも暖かい室内にプロテインを置くとダニが発生する恐れがあります。冷蔵庫、もしくは気温が年中一定の場所に保管することを心がけたいですね。

 

食品用乾燥剤を入れておく

引用元:Amazon

プロテインの湿気を防ぐために、食品用乾燥材を保存容器などに入れることおすすめです。

食品用乾燥剤は通販やスーパーなどで販売されており、手軽に購入できます。たとえばプロテインを密閉容器に移すのなら、乾燥材を入れることで余分な湿気が入り込むのを予防できますよ。

 

まとめ

プロテインは栄養豊富で、ダニが卵を植え付けるにはうってつけの食品です。

もしダニを摂取してしまうと、アレルギー症状など体に甚大な健康被害が出るリスクがあるため、衛生的な保管方法を知っておきましょう。

保管方法

  • 高温多湿を避ける
  • 開封後はできるだけ早く使い切る
  • 濡れたスプーンや手で粉に触れない

特にこの3点を注意して、衛生的にプロテインを保管したいですね。

プロテインに潜むダニは「コナダニ」「チリダニ」です。

コナダニについては「コナダニの駆除方法と予防策は?食品や医薬品にも発生するので注意!」で詳しく解説しています。

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また、家のダニ対策を行うには、一度、専門の駆除業者に調査してもらうのもアリです。見積もり無料なので、一度、見てもらってはいかがですか?

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