冬場の寒さが続く中、電気毛布は冷たい布団の中や足元を暖めてくれる便利な暖房器具です。
そんな大活躍の電気毛布ですが、実はカーペットと同様にダニが繁殖しやすい家具であることをご存じですか?
ここでは、電気毛布にダニが発生しやすい理由と、電気毛布にあるダニ駆除機能の使い方のコツ、そしてダニを繁殖させないための予防法までくわしくご紹介します!
冬場に使っている電気毛布の影響で、ダニによるアレルギーが出てしまった…なんてことにならないようにきちんと対策しましょう!
この記事のテーマ
- 電気毛布にダニが繁殖する理由について
- 電気毛布のダニ駆除(退治)モードの使い方
- 電気毛布のダニ対策法
目次
電気毛布にダニが発生する理由
電気毛布は冬場に使われる家電であり、温かいところを好むダニは活動休止期間でもあります。
気温と湿気が高い夏場にくらべるとダニの被害には遭いづらいです。
とは言っても、電気毛布は扱いに気をつけないとダニが繁殖してしまう家具の1つなんです!
なぜ電気毛布にダニが繁殖するのか、主な3つの理由を見ていきましょう。
繊維にダニが潜みやすい
電気毛布の繊維はダニが隠れて暮らすのにぴったりの場所。
毛布や布団、カーペットなどの寝具にダニが繁殖しやすいように、電気毛布にもダニが住み着いて卵を産んでしまうことがあるのです。
電気毛布はほかの布製品とくらべて頻繁に洗濯することもないし、シーズン以外は押し入れの奥へしまったままになりがち。
夏場にしまっている電気毛布へダニが繁殖し、アレルギーの原因になってしまうケースもあります。
程よい温かさがダニを寄せ付ける
また電気毛布の程よい温かさはダニにとって過ごしやすい場所。
あたたかい電気毛布は居心地が良く、繊維の奥深くでぬくぬくと生活するダニは少なくありません。
しかも生きているダニは掃除機をかけるだけでは、繊維にしっかりとしがみついて吸い取りきれません。
さらにダニは人の皮脂などのカスを主食にしている種類もいます。
電気毛布は人肌に直接は触れないものの、ダニが繁殖しやすい布団を中心に使用するアイテム。
しっかりと対策をしないと、ダニの被害に見舞われる可能性があります。
洗濯する機会が少なく繁殖しやすい
電気毛布はタオルや服とくらべて洗濯する機会が少なく、布団と同様にダニが繁殖しやすいので注意しましょう。
特に気を付けたいのが、夏場などの電気毛布のオフシーズン。
この時期は、タンスなどにしまっていた電気毛布に湿気がこもり、気づかないうちにダニが繁殖してしまうのです。
冬場になって電気毛布を出したときにダニがアレルゲンとなって、アレルギー症状を引き起こすリスクがあります。
電気毛布のダニ駆除機能の使い方
電気毛布にはだいたいダニを駆除するための機能が搭載されています。
ダニはだいたい50度以上になると活動がストップし死滅します。
電気毛布を清潔に保つために、ダニ駆除機能をしっかりと活動しましょう。
ここでは、ダニ駆除機能の使い方と注意点をご紹介します。
説明書をチェックする
電気毛布はパナソニックやKodenなどさまざまなメーカーから発売されており、使用方法や時間などに違いがあります。
そのため、まずは時間や温度など、取扱説明書を確認しましょう。
また、電気毛布によっては洗濯ができない可能性もあるので、合わせて洗濯表記も確認してください。
ビニール袋に電気毛布を入れる
電気毛布のダニ駆除機能を使うときは、電気毛布をたたんでビニール袋に入れます。
ビニール袋の入り口からコードだけを取り出して通電し、ダニ駆除機能をスタートさせましょう。
ビニール袋の口を縛り密閉することで、電気毛布の高温をしっかり行き渡らせることにより残ったダニを駆除できるのです。
ダニ退治モードで加熱する
この加熱時間は製品によって違いがありますが、短いところでは30分、長ければ4時間ほど通電してダニを退治します。
時間が来るとタイマーによって自動的に停止することがほとんど。
ダニ退治用の機能は電気毛布が50度以上の高温になっているので、間違って就寝中に使わないよう注意しましょう。
最後に掃除機でハウスダストを吸引
ダニ駆除が終わったら、仕上げに必ず掃除機で電気毛布をきれいにします。
死滅したダニは掃除機によって9割吸引ができるので、しっかりと死骸やフンなどアレルゲンとなるものをきれいにしてください。
畳やフローリング用の掃除機のヘッドでは、思うようにほこりが吸引できないこともあります。
できれば繊維の中のゴミを吸い上げられるカーペット用の掃除機ヘッドなどを用意することをおすすめします。
電気毛布を布団乾燥機で加熱するのはNG
洗濯をするときに気を付けたいのが、電気毛布は布団乾燥機で乾燥させないこと。
洗濯機にある乾燥機能や、コインランドリーにある布団乾燥機などは、かなりの高熱になり電気毛布内部に通るコードやヒーターなどを傷めてしまうことがあります。
万が一故障しなくとも、乾燥機の際の影響で通電に異常が出るリスクがあるので気をつけましょう。
電源を入れても加熱されなかったり、反対にヒーターの不具合で低温やけどするほどの高温になったりしてしまうのです。
そのため丸洗いOKの電気毛布でもあくまで洗濯のみで利用し、自然乾燥させましょう。
電気毛布のダニ対策・予防法
電気毛布にダニが繁殖するのを防ぐために、普段から心がけられることがあります。
ここでは電気毛布のダニ予防法を5つご紹介します!
電気毛布を天日干しする
電気毛布は定期的に天日干しすることで、ダニの繁殖予防につながります。
天日干しで日光に電気毛布を当て、よけいな湿気を払うことでダニが過ごしづらい環境を作るのです。
また、天日干しをして布団たたきで表面を叩くことにより、ダニの死骸やフンをある程度払い落すことができますよ。
特に洗濯できないタイプの電気毛布なら、掃除機で吸うだけでなくしっかりと天日干しをしましょう。
洗濯できる電気毛布は丸洗い
丸洗いOKの電気毛布なら掃除機をかけたあとに洗濯機で洗いましょう。
厚手の電気毛布は内部にまでダニが入り込んでしまい、掃除機だけでは吸引しきれない可能性があります。
ダニの死骸やフンを除去するのと同時に、洗濯することでダニのエサにもなる人間の皮脂などの汚れを落とすこともできますよ。
ダニ退治スプレーを使う
洗濯できない電気毛布には、定期的にダニ退治スプレーを使って駆除しましょう。
ダニ退治スプレーは電気毛布の表面にスプレーをするだけで、2~3週間ダニを寄せ付けない効果が期待できます。
電気毛布といっしょに使用する布団や、掛け布団と合わせてダニ退治スプレーを吹きかけておいてください。
また、ダニが発生しやすいソファやクッションなどの布製品にも、ダニ退治スプレーを使うことをおすすめします。
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除湿機やエアコンのドライ機能で湿気をとる
ダニは湿気のある場所を好みます。
特に電気毛布のオフシーズンである夏場は、湿気がたまりやすく寝具がじめじめする時期。
ダニが繁殖しないように電気毛布をしまっている場所に湿気とりを置いたり、電気毛布のそばに除湿器を設置しましょう。
また、エアコンのドライ機能を使ってよけいな湿気がたまらないようにするのもおすすめです。
ダニ取りシートを使う
電気毛布は寝具の中に設置するので、スプレーなど薬剤を使うのは不安な家庭もあるかと思います。
そんな家庭におすすめしたいのがダニ取りシートです。
ダニ取りシートはダニの好きな香りを発して、寝具内にいるダニをおびき寄せて捕まえるアイテム。
電気毛布の下に置いておくだけで、ダニをおびき寄せて絡めとりそのまま退治することができます。
化学薬剤も使っていないので、子供やペットのいる家庭でも安心ですよ。
まとめ
電気毛布は冬場でも温かい布団に眠ることができたり、足元を温めたりと、手軽な暖房器具として活躍します。
しかし、布製品である以上、ダニが繁殖してしまうリスクがあります。
電気毛布にはダニ退治機能が搭載されていることも多いので、取扱説明書に従って定期的にダニを駆除しましょう。
それと同時に、ダニの死骸やフンによってアレルギー症状が出ないように掃除機をかける、洗濯をするなどして清潔に保つことも大切です。
しっかりとダニ対策を行いましょう!
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