ダニとノミってどう違うの?症状などの違いについて詳しく知りたいです。
とお悩みではありませんか?
実はダニとノミは似ていますが、全く別の生き物です。
それぞれ症状も対策も異なります。
この記事を読むと、ダニとノミについて知れるだけではなく、家での発生も防げるようになります。
この記事のテーマ
- ダニとノミの違い
- ダニとノミの駆除・予防方法
目次
ダニとノミの違い
ダニとノミは、明確に違いがあります。
以下の3つの観点から、違いを解説していきます。
- 生態の違い
- 刺され方・噛み跡の違い
- 症状の違い
それぞれ詳しくみていきましょう。
ダニとノミの生態の違い
ダニは、基本的には肉眼で見ることはできません。
しかしダニの種類によっては肉眼でも見ることができます。(マダニなど)
具体的には色が見えやすい色であったり、吸血後に大きさが何倍にも膨れ上がることがあります。
屋内でよく発生するダニとしては、チリダニやツメダニなどです。
チリダニは屋内で発生するダニの8割を占めます。
また、ツメダニはダニをエサにするので、ダニが多く集まる環境に発生します。
逆に、ノミはダニと異なりぴょんぴょんと跳ねるのが特徴です。
自分の体長の200倍以上も飛び跳ねます。
また、体長は1mm〜2mmと肉眼でも見ることができます。
またノミは動物に寄生します。
屋内で見られるものとしては、犬に寄生するイヌダニや猫に寄生するネコダニなどがいます。
動物を飼っている方は、要注意です。
また、ダニもノミも暖かくて湿度が高い環境では、一年を通して発生します。
ダニとノミの刺され方・噛み跡の違い
ダニに刺されると、赤い湿疹ができます。
以下はダニ(ツメダニ)に刺された跡です。
参照:アース製薬
ダニは布団や衣服などに潜んでいることが多いです。
ですので、お腹や腕など身体中どこでも刺す可能性があります。
逆に、ノミに刺されると、赤く腫れ上がった後に水膨れができます。
先ほどのダニ刺され跡と比べて、刺され跡が少し膨らんでいます。
参照:アース製薬
ノミは飛び跳ねて届く範囲を刺すことがほとんどです。
ですので膝から下を刺されることが多いです。
ダニとノミに刺された時の症状の違い
ダニとノミに刺されると、アレルギー反応が起こります。
どちらも痒みの症状を引き起こすことが多いです。
ダニの場合は、複数箇所を刺すことが多いです。
また症状は1〜2週間持続します。
ノミの場合は、人に張り付いて吸血をします。
まず赤い湿疹ができて、その後水膨れになります。
膝よりしたを刺されることが多いのですが、水膨れがズボンで擦れてしまうことがあります。
擦れてしまって、水膨れが破裂してしまうと、その汁が体の他の場所に付着して再びアレルギー反応が出ることがあるので注意が必要です。
ノミとシラミはどう違うの?
シラミもノミと同じく動物を刺して吸血する生き物です。
シラミは衛生環境が悪いと人間にも寄生して髪の毛などに大量発生するのが特徴です。
ノミは動物に寄生し、基本的に人間には寄生することはないです。
また、現在ではシラミが人の髪の毛に寄生することはほとんどありません。
しかし戦時中などの劣悪な環境下では、シラミが特に女性の長い髪の毛に寄生することがよくありました。
戦争映画にもよくそういった描写があります。
ダニとノミの予防方法
まずはダニとノミの発生を予防しましょう。
予防することでさらなるダニとノミの発生を防ぐことができます。
予防をしなければ、一定期間ごとに毎回駆除をしなければなりません。
ダニの予防方法
ダニを予防するには室内を清潔に保ちましょう。
掃除、換気・除湿、ダニグッズで予防するのが有効です。
定期的に掃除をする
室内を清潔に保つことで、ダニのエサをなくすことができ、ダニの発生や繁殖を予防できます。
ダニは人のアカやフケ、食べかすそしてカビをエサとします。
人のアカやフケ、食べかすは部屋に掃除機をかけることで取り除くことができます。
室内を換気・除湿をする
カビは部屋がジメジメすることを防ぐことで予防できます。
一般的にダニは湿度60%を越えると発生しやすいので、適度に換気・除湿を行い、室内がジメジメしないようにしましょう。
換気をしたり、除湿をすることで、ダニの発生源であるカビが生えることを防ぐこともできます。
ダニグッズで予防する
ダニが発生しやすい寝具やソファー、畳、カーペットなどにダニ取りシートを置いてダニが発生するのを防ぎましょう。
まだ定期的に防ダニスプレーを使って、ダニが寄って来ないようにするのも有効です。
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ノミの予防方法
ノミを予防するには、ペットを清潔に保ちましょう。
ノミは動物に寄生します。動物に寄生して屋内に進入してきます。
ですのでペットを清潔に保つことでノミの発生を予防することができます。
ペットを飼っている場合には飼育スペースやペットは定期的に洗ってあげましょう。
特に散歩をしたり、ペットを外に出した時は要注意です。
草むらなどでノミをもらってきている可能性があります。
また、普段からノミ・ダニの駆除薬を使用するのも有効です。
種類によって、効能など違いがあるので、しっかりと調べて使用するようにしましょう。
普段からノミ・ダニの駆虫薬を使用することをお勧めいたします。ノミ・ダニの駆除薬には様々な種類があり、それぞれ効能が違っています。ノミ・ダニだけに効く駆虫薬、ノミ・ダニ以外の寄生虫にも効く駆虫薬等の他に駆虫薬によっては投与の仕方や効果のある期間も違ってきます。
引用:栃木県獣医師会
ダニとノミの駆除方法
家でダニやノミが発生してしまったら、駆除をしなければなりません。
ダニとノミの駆除方法について解説していきます。
ダニの駆除方法
ダニを駆除する方法は以下の2つです。
- 防ダニスプレー
- ダニ取りシート
- 業者に依頼
それぞれ詳しくみていきましょう。
防ダニスプレー
防ダニスプレーは殺虫剤とは異なり、ダニを駆除することに特化されたスプレーです。
ですので殺虫剤ほど毒性が強くなく、密閉された空間での利用にも安心です。
殺虫剤はゴキブリなどを駆除するために作られたものですので、ダニには威力が強すぎますよね。
防ダニスプレーも一家に1つは常備しておきたいです。
防ダニスプレーは、ダニがいそうなところに吹きかけるだけでダニを駆除することができるので、手間がかかりません。
ただし、駆除はできてもダニの死骸やフンはそのままですので、死骸やフンまで掃除することをお忘れなく。
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ダニ取りシート
ダニ取りシートとは、ダニを一箇所に集めて駆除してくれる商品です。
ダニが好む暗い空間を作り、さらにダニが好む匂いを発することで、ダニをシート内に集めてまとめて駆除できます。
実はダニは暗い場所を好みます。
布団のなかや押入れの中など、暗い場所に普段から潜んでいますよね。
またダニ取りシートは、ダニがいそうな場所に置いておくだけで効果を発揮します。
ダニをシートの中に集めてくれます。
ですのでダニの死骸やフンを掃除機などで除去する必要がありません。
ダニの死骸やフンを除去する手間が省けるのがいいですね。
業者に依頼
自分でできる対策には限界がありますので、今すぐにダニを駆除したい人はダニ駆除業者に依頼しましょう!
費用も15,000円〜と、お手頃な価格で駆除してくれます。
【失敗しない】ダニ駆除業者の選び方!安心できるおすすめ業者をご紹介!
ノミの駆除方法
ノミの駆除方法としては、燻煙材があります。
また、ダニと同様、自分でできる対策には限界があるので、ノミを駆除してくれる業者に依頼しましょう!
燻煙剤
ノミは繁殖力が高く、一度屋内で発生してしまうと完璧な駆除はダニと比べても難しいです。
しかし、部屋全体に存在するノミを一度で駆除できる方法があります。
それが燻煙剤です。
燻煙材とは、煙を部屋に充満させて、その煙を吸い込んだノミを死滅させるというものです。
ゴキブリの駆除剤としてバルサンという商品を聞いたことがあるかと思います。
部屋をバルサンで充満させてゴキブリを一網打尽にするというものです。
基本的な構造としてはそれと同じものだと考えていただいて構いません。
燻煙剤にはノミを一網打尽にできるという強みがありますが、ノミの死骸やフンまで駆除できるわけではないので注意が必要です。
また、燻煙剤を使用するときには部屋の外に出ること、燻煙剤の使用後にはしっかりと換気をすることに気をつけましょう。
業者に依頼
ダニと同様、ノミ駆除も自力でできることには限界があります。
業者に依頼すればすぐに解決します。
また、ダニ・ノミの両方、それ以外の害虫をまとめて駆除してくれますので、「何の虫刺されか分からないがとにかく刺されて辛い」という人は害虫駆除業者に依頼しましょう。
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まとめ
ダニとノミは一見似ていますが、全く違う生き物で生態も異なります。
ですので、ダニとノミそれぞれに有効な対策を行わなければなりません。
自分の家の状況などを総合的に判断して、自分には今どちらの対策が必要なのか、ダニとノミのどちらが発生しやすい環境なのかを考えて行動しましょう。
適切な対策を行うことができれば、家のダニやノミを一掃できますし、ダニやノミに悩まされる生活ともおさらばできますよ。
幸いまだ家にダニやノミが発生していない方は、まずは予防から初めてみてください。
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