これってダニ刺され?それとも違う虫?
と、何に刺されたのか分からないときなどありませんか?
何に刺されたのか分からないと治療や対策しようがありませんよね...。
そこで、この記事ではダニ刺され・その他の虫刺されの症状別の写真一覧を分かりやすくまとめました。
数いるダニの種類の中でも日本で被害が多いのは、イエダニ、ツメダニ、マダニの3種類。
この3種類は症状や生息場所に違いがあります。
それと同時に、ダニ以外にも室内や屋外で刺されやすい虫にはさまざまな種類がいます。
ここでは、主に国内で刺されるダニの種類と症状を画像つきで解説!
ダニ、ノミ、蚊、トコジラミなどの症状の写真や、ダニに刺されたときの対処と予防法も紹介しているのでぜひ参考にしてください。
この記事のテーマ
- ダニの種類ごとの刺されたときの症状
- ダニ以外の刺されやすい虫の種類と症状
- ダニに刺されたときの対処法と予防について
目次
ダニに刺されたときの写真と症状
ダニは種類によって人を刺すもの、刺さないものがいます。
人を刺す代表的な種類はイエダニ、ツメダニ、そして屋外にいるマダニの3つです。
これら3種類に刺されてしまったとき、どんな症状の違いがあるのかをくわしく見ていきましょう。
イエダニ
参照:日本皮膚科学会
イエダニの症状は以下の通りです。
症状の特徴
- わき腹・下腹部・太ももの内側などやわらかい場所が刺されやすい
- 刺されたあとに強いかゆみと赤いブツブツができる
- 寝ている間に布団に入り込んで吸血するので気付きにくい
- ネズミに寄生するのでネズミがいる家庭で被害が多い
引用:日本皮膚科学会
イエダニはネズミに寄生するダニで、ネズミを媒体にして人を刺すことがあります。
基本的に就寝中に腹部や太ももなど皮膚のやわらかいところが狙われやすく、刺されたところは複数の赤いブツブツと強いかゆみが出ます。
ツメダニ
参照:アース製薬
症状の特徴
- 刺されたあと8~48時間後に赤いブツブツができる
- 一週間ほど強いかゆみが出る
- 脇の下・首から胸にかけて・膝・股の部分が刺されやすい
引用:アース製薬
ツメダニは、室内に発生しやすいヒョウヒダニやコナダニなどを餌にしているダニ。
コナダニは小麦粉といった食品を餌にしているダニで、家の中にいるコナダニなどがツメダニを呼び寄せ、人を刺すことがあります。
刺されて8時間過ぎた頃から赤いブツブツと強いかゆみが発生し、そのかゆみは1週間ほど続くのも特徴。
また、脇の下や首から胸にかけて、膝など上半身と下半身どちらも刺されやすいです。
マダニ
参照:アース製薬
症状の特徴
- 藪や草地の中にいるダニで皮膚に吸着して血を吸う
- 太ももや脇腹・陰部などの皮膚に噛みつき数日後に血液によって肥大し患部から離れる
- 無理に引き抜くと頭部が皮膚に残り炎症を起こすことも
- ライム病や日本紅斑熱などの感染症を媒介することがある
引用:日本皮膚科学会
マダニは草むらに生息していて、人間や犬などの動物を吸血します。
足や脇腹、陰部などの下半身を中心に噛みつき、皮膚にしっかり吸着して数日間血を吸い続けるのがマダニの特徴。
そして満腹になるまで吸血し体が肥大しきると、皮膚から自然と離れます。
無理に引っ張ってはがすと、皮膚内部にマダニの口が残ってしまい炎症を起こすほか、マダニを媒介にライム病などの病気を併発するリスクもあるので、皮膚科で適切な処置を受けましょう。
ダニ以外の虫刺されの症状と画像
ダニのほかにも、虫さされによって一見すると区別がつかない虫さされの症状があります。
虫の種類によって腫れ方やかゆみなどに違いがあるので、種類に合わせた対策をとりましょう。
南京虫(トコジラミ)
参照:アース製薬
症状の特徴
- 眠れないほどの強いかゆみと赤い斑点ができる
- 夜になると吸血しに表に出てくるため夜間に刺されやすい
引用:アース製薬
南京虫は、暗くなると表に出てくる性質がある虫。
明るい昼間は居住空間の隅の方で生活しており、なかなか発生していることに気付きません。
刺されると人によっては眠れないほどの強いかゆみの症状が出ることもあります。
市販のかゆみ止めだけでなく、皮膚科による塗り薬などの処方を受けましょう。
ノミ
参照:アース製薬
症状の特徴
- 犬や猫などの動物に寄生する
- 人が刺されると1~2日後から激しいかゆみが出る
- 発疹や水ぶくれの症状が出ることもある
引用:アース製薬
ノミは犬や猫、人などを吸血します。
吸血された患部は、赤い斑点や水ぶくれができ、強いかゆみを伴うのが特徴。
かゆみを我慢できずにかきむしってしまうと、とびひになることがあるので気をつけましょう。
蚊
参照:アース製薬
症状の特徴
- 吸血されて間もなくアレルギー反応によって患部が腫れるのと同時にかゆみが出る
- 体質や年齢によってはすぐにかゆみが出ないときもある
- まれに重症化すると水疱ができることがある
引用:アース製薬
蚊に刺されると患部がぷっくりと腫れ、かゆみが生じます。
この刺されたあとの腫れは体質や年齢などで個人差があり、すぐに腫れる人もいれば時間を置いてかゆみが出るケースも。
基本的には市販のかゆみ止めで症状をおさえられますが、まれに水疱ができることがあります。
ハチ
参照:アース製薬
症状の特徴
- はじめて刺されたときは激しい痛みと赤い腫れが出る
- 二回目以降はアレルギー反応によってじんましんや腹痛が出ることも
- アナフィラキシーショックによって短時間で死に至るケースがある
引用:アース製薬
ハチは刺された箇所が赤く腫れあがり、激しい痛みが伴います。
注意したいのは2度目以降であり、1回目に刺された際のアレルギー反応が加わって、じんましん、腹痛、呼吸困難などの全身の体調不良を起こすリスクがあります。
人によってはアレルギー症状によるアナフィラキシーショックを引き起こし、呼吸困難や意識障害など死に至るケースもあるので、すみやかな受診が大切です。
疥癬(かいせん)
参照:谷保駅前皮フ科
症状の特徴
- 通常疥癬は赤いブツブツと強いかゆみが出る
- 角化型疥癬は皮膚表面に角質が大量にできてカサカサした見た目になる
- 人同士の接触や寝具・衣類などから感染する
引用:maruho
疥癬は「ヒゼンダニ」というダニが人の皮膚に寄生することで、かゆみが起きる病気です。
ヒゼンダニは人の体温が生活に適しており、皮膚のうえに卵を産み付け繁殖していきます。
疥癬には主に赤いブツブツができ、強いかゆみが顔と頭を除く全身に現れる「通常疥癬」、感染力が「角化型疥癬」の2種類があります。
角化型疥癬は、免疫力が低下し感染が進むと肌表面に垢が付着したような角質増殖の状態になるのが特徴。
肌と肌が長い間接触することや、まれにほかの人が使用した寝具や衣類からも感染することがあります。
ダニに刺されやすい体の場所・時期は?
ダニは年間の中でも、発生しやすい時期や狙われやすい体の部位や人がいます。
ダニに刺される可能性の高いケースをご紹介するので、参考にしてください。
皮膚のやわらかいところが刺されやすい
ダニは脇腹、下腹部、太もも、お尻、脇や二の腕などやわらかい皮膚の部分を狙うことが多いです。
そのため肌がが薄くやわらかい赤ちゃんや子ども、体毛があって侵入しやすい犬や猫といったペットも、ダニに吸血されやすいため注意しましょう。
一方マダニは屋内ではなく、野山や藪の中におり、動物の体温を察知して通りがかりに足などにくっつき吸血します。
ダニが多い時期は夏場
ダニは気温と湿度の高い場所を好みます。
そのため夏場はダニの被害に遭いやすく、反対に気温が下がり乾燥しがちな冬場は冬眠状態か卵の状態のダニが残るので、比較的刺されるリスクは低いです。
とは言っても、ダニの死骸やフンがアレルゲンとなり、かゆみなどのアレルギー反応を起こすことがあるので、年間を通してダニの発生を予防することを心がけましょう。
ダニに刺されたときの対処法
ダニに刺されたときや正体のわからない虫刺されがあるときは、皮膚科を受診して症状にあったかゆみ止めなどを処方してもらいましょう。
とは言ってもどうしてもすぐに皮膚科に行けないときや、かゆみが我慢できないときはどうすればいいのでしょうか。
ここではダニに刺されてしまったときの対処法をご紹介します。
患部を冷やす
ダニに刺された部位を水や氷などで冷やしましょう。
かゆみを我慢できず患部をかきむしると、傷が広がってとびひになってしまいます。
刺されたところをしっかりと冷やすことで、炎症が落ち着きかゆみが少し和らぎます。
市販のかゆみ止めを使う
ダニに刺されたときの症状が軽ければ、まずは市販のかゆみ止めを塗って対処してください。
ドラッグストアなどにダニ刺され用のかゆみ止めが販売されているので、日頃から自宅に薬を常備しておくと安心です。
しかし、市販薬は一時的にかゆみや炎症症状を落ち着かせるためのもの。
ダニに繰り返し刺されていたり、かゆみが重症化したりしたら治癒に時間がかかってしまうので、あくまで対処法の1つと考えておきましょう。
皮膚科を受診して薬を処方してもらう
何のダニに刺されたかわからない、かゆみが強いなどの症状が見られたら皮膚科を受診しましょう。
特にマダニは自分の力で無理に引きはがしてしまうと、皮膚内に口部分が残って炎症を引き起こす原因になります。
自己判断で治療をしないで、皮膚科によってダニの症状に合わせた薬などを処方してもらいましょう。
そしてもっとも大切なことは、何のダニや虫に刺されたか原因をつきとめ、これ以上の被害に遭わないように対策をすることです。
ダニの被害に遭わないための予防
ではどうやってダニの繁殖を予防すればいいのでしょうか?
ダニの被害に遭わないため、普段からできる家庭での予防法をご紹介します。
部屋をこまめに掃除する
こまめに部屋の中に掃除機をかけたり雑巾がけをしたりして、ダニをできるだけ排除しましょう。
ダニはカーペットやぬいぐるみなどにも生息しているので、掃除機でしっかり吸引してください。
また、ダニのフンや死骸もアレルゲンとなってしまうため、普段から掃除をしておくことがダニの被害を減らすために重要です。
寝具や布製品は洗濯をする
部屋を掃除すると同時に寝具やクッションなどの布製品は定期的に洗濯をしましょう。
特に布団の中はダニが入り込みやすく、掃除機などでは除去しきれません。
ツメダニは家の中にいるコナダニなどを餌に寄ってくるダニなので、洗濯でダニのフンや死骸を洗い流すことで、余計なダニを寄せ付けず衛生的に使用することができます。
ダニ予防グッズを使う
ダニ駆除専用アイテムを活用して、今いるダニもしっかり退治しましょう。
ダニ駆除スプレーやダニ捕りシートは、自宅にいながら誰でも使用できるダニ予防アイテム。
スプレーの成分が気になる方は、ダニの好きな香りによっておびき寄せて捕まえるダニ捕りシートがおすすめです。
ペットや赤ちゃんがいる家庭でも安全に使える対策グッズもあるので、家族の安全を守るためにも日頃から予防をしておきましょう。
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すぐに駆除したいときは業者に依頼しよう
今すぐにダニ刺されの悩みを解消したいときはダニ駆除業者に依頼するのが一番です。
ダニは放置しておくと繁殖を続けますので、さらにダニに刺されるようになります。
業者に依頼すればダニだけでなくトコジラミ・ノミなど家の中の害虫を全て駆除してくれます。
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まとめ
ダニは人を吸血する種類があり、いずれも強いかゆみや皮膚の痛み、腫れをもたらします。
強いかゆみが出れば、睡眠など私生活にまで影響を及ぼすことも考えられるのです。
ダニ以外にも人を刺す虫はさまざまな種類がおり、ぱっと見ただけでは何の虫か判断ができない症状があります。
もし正体のわからない害虫に刺されたら、症状の悪化を防ぐためにもすみやかに皮膚科から適切な処置を受けましょう。
また、正体の分からない害虫がいるときは、業者に依頼してまとめて駆除してもらいましょう!
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