シロアリにも女王アリっているの?特徴や生態について詳しく知りたいです。
結論からお伝えすると、シロアリにも女王アリはいます。
また、通常の黒アリとは異なる特徴や生態が多いです。
この記事では、シロアリの女王アリについて徹底的に解説していきます。
シロアリの女王アリについて知りたい方必見です。
この記事のテーマ
- シロアリの女王アリの特徴と生態
- シロアリの女王アリ以外の種類について
目次
シロアリの女王アリの特徴と生態
シロアリにも他のアリと同じように女王アリがいます。
女王アリとは、繁殖に携わるメスのアリのことです。
群れで巣を作って活動するアリの個体数を維持する役割を果たし、アリの群れの中でも非常に重要な役割をになっています。
人間ですと1度の出産には10ヶ月以上の期間が必要になりますが、アリはそんなことはありません。
1年で1000以上の卵を産み、群れをどんどん大きなものにしていきます。
アリ意外にも、巣を作って生活する虫には、女王と呼ばれる個体がいることが多いです。(例:女王蜂)
女王アリというと、アリの中で一番偉いというイメージがありますが、巣のリーダーというわけではありません。
シロアリの女王アリの生態
通常のシロアリの大きさは1mmほどですが、女王アリはそれよりも若干大きいです。
ギリギリ肉眼で見ることができるといったレベルですね。
また、シロアリの寿命は2年程度なのですが、女王アリの寿命は10年以上と、他のシロアリと比べてもとても長いです。
シロアリの女王アリの特徴
アリには、それぞれ役割がありますが、女王アリの役割は群れを繁栄させるために卵を産み続けることただ1つです。
働きアリが運んできたエサを食べて、1年中卵を産み続けているので、基本的には女王アリが巣から出ることはありません。
また、女王アリは1年間で1000個程度の卵を産むと解説いたしました。
1000というのは、人間と比べるととてつもなく大きい数ですが、アリにとっては少なく感じますよね。
アリがお菓子や虫の死骸などにウジャウジャ集まっている光景をみたことがあるかと思いますが、軽く数千匹は超えていそうですよね。
実はその通りで、1つのアリの巣には数万匹単位のアリが生活しています。
つまり女王アリは1つの巣に何匹もいます。
女王アリは1つの巣に1匹というイメージがあるかもしれませんが、それは間違いです。
1匹の女王アリが1年間に1,000個の卵を産むとすれば、10匹いれば1年間で10,000匹まで群れを繁殖させることができます。
シロアリの女王アリ以外の種類とそれぞれの特徴
シロアリの巣で生活しているのはもちろん女王アリだけではありません。
女王アリ以外にも、
- 職アリ
- 兵アリ
- 羽アリ
- 王様アリ
が暮らしています。
それぞれ特徴や役割は明確に異なっており、それぞれがそれぞれの仕事をすることで巣全体が機能しています。
1つでも欠けてしまえば、巣は崩壊してしまいます。
職アリの特徴
職アリは別名「働きアリ」とも呼ばれます。
シロアリの中で最も大きな割合を占めているのがこの職アリです。
エサを確保するために、外に出て活動しているのが職アリです。
またエサの確保だけでなく、アリの巣の道を整備したり、確保したエサを分配したり、卵の世話をしたりなど、ありとあらゆる仕事を担当しています。
さすがは働きアリと呼ばれているだけはありますよね。
ちなみに我々が普段日常的に見かけるアリは、この職アリがほとんどです。
エサからアリの巣まで長い列を作ってエサを少しずつ運んでいるのを見かけることがありますよね。
兵アリの特徴
兵アリは別名「兵隊アリ」とも呼ばれています。
兵アリは、職アリと比べると大きいです。
特に顎が大きいのが特徴です。
兵隊アリは職アリが運べないような大きくて重たいエサを運ぶのを手伝ったり、他の巣のアリを追い払うなど、様々な方向で活躍します。
一方で出番がない時は巣の中でのんびりしています。
また、1番の役割としては、害虫から巣を守ることです。
害虫が攻めてきた時は、命を犠牲にしてでも巣を守るための行動をします。
羽アリの特徴
羽アリとはその名の通り、「羽が生えたアリ」のことです。
クロアリにもシロアリにも羽アリはいますが、ここではシロアリの羽アリについて解説いたします。
羽アリは生殖機能を持っています。
羽アリは雨上がりや夕暮れ時に巣から一気に外に出てきます。
外に出てくる理由としては、巣がいっぱいになったので、新たな場所を求めて飛び立つためです。
つまり羽アリの大群に遭遇したということは、近くに成熟しきった巣があるということですので、はっきりいって手遅れです。
業者に依頼するしかありません。
私も以前の職場は木造の古い建物だったのですが、雨上がりに羽アリの大群が発生したことがありました。
羽アリは他の虫と同様に明るいところに集まる習性があります。
建物の入り口に明かりが灯っており、そこに数千〜数万という単位で大量発生していました。
当時羽アリに関する知識がなかった私は、殺虫剤で殺してほうきで集めるという作業を繰り返していましたが、羽アリの死骸で床が埋め尽くされて地獄絵図でした...。
王様アリの特徴
シロアリには実は女王アリだけでなく、王様アリというアリもいます。
王様アリとは女王アリのつがいのアリのことです。
王様アリの大きさとしては、女王アリ以下、他のアリ以上といったところです。
王様アリは女王アリと同じ部屋で過ごします。
女王アリ単体ではもちろん卵を産むことはできませんので、女王アリには必ず王様アリがついています。
シロアリの女王の繁殖力
シロアリの女王アリの繁殖力は凄まじいです。
日本の木造家屋がシロアリにやられてしまうのもこの圧倒的な繁殖力のせいといっても過言ではありません。
すでに解説したように、シロアリの女王アリは1年で1000個以上の卵を産みます。
また、シロアリの女王アリは1つの巣に1匹ではありません。
1つの巣に女王アリが数十匹いることも当たり前で、年間で数万匹の繁殖力があります。
よって、家にシロアリがいると気づいた頃には、もう繁殖しきっていて手遅れという場合が多いです。
シロアリがまだいない頃から徹底的に予防をしておきたいですね。
シロアリの女王アリの最期
シロアリの女王アリの最後は悲惨です。
シロアリの女王アリの役割は、とにかく卵を産んで群れを繁栄させることです。
つまり、卵が産めなくなったり女王アリが衰えてしまったときに、シロアリの女王アリの役割は終わることになります。
女王アリは、自分に卵を産む能力がなくなりそうなことがわかると、単為生殖をして次の女王アリを産みます。
そして女王アリが死んでしまった後は、その個体が新な女王アリとなります。
また、体力がなくなった女王アリの体は、子供のアリのエサとなり食べられてしまいます。
これがシロアリの女王アリの最期です。
まとめ
シロアリの女王アリは、シロアリ繁殖のかなめといっても過言ではありません。
シロアリの女王アリの繁殖力はものすごく高いです。
また、シロアリの女王アリ以外の種、
- 職アリ
- 兵アリ
- 羽アリ
- 王様アリ
についても理解いただけたかと思います。
シロアリ対策をするには、シロアリについて知ることが大切です。
適切なシロアリ対策を行いましょう。
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