シロアリ駆除剤

シロアリ駆除

シロアリ駆除剤のおすすめTOP3!効果があり安全な駆除剤をご紹介

2020年6月8日

この記事ではシロアリ駆除剤の特徴や安全性を比較し、ランキング形式でおすすめの商品TOP3を紹介します!

大切なマイホームの土台や柱を食害する恐ろしいシロアリ。

もし、シロアリが疑われたら、まずは自分でなんとかしたいと思いますよね。

そんな時に思いつくのが市販のシロアリ駆除剤です。

ホームセンターやスーパーには、いくつものシロアリ駆除剤が並んでいます。

「いったい、どんな違いがあるの?」
「薬剤の効果や安全性は?」

選ぶ時に迷ってしまうかもしれません。

シロアリ駆除剤を選ぶ参考にして頂けたら嬉しいです。

この記事のテーマ

  • シロアリ駆除剤の特徴と選ぶポイント
  • おすすめのシロアリ駆除剤トップ3!

 

知っておきたい!シロアリ駆除剤を選ぶポイント

シロアリ駆除剤

自分で市販のシロアリ駆除剤を使う最大のメリットはコストが安く抑えられることです。

しかし、シロアリは家屋内から屋外、土壌まで発生し、とても広範囲に発生する害虫です。

使用場所に適した駆除剤を選ばないと十分な効果が発揮されないどころか、さらに被害を大きくする場合もあります。

そうならないように慎重に選ぶべきです。

ここでは、シロアリ駆除剤を選ぶ時に最低限押さえておきたいポイントを紹介します。

選ぶポイント!

  • 目的別に合わせて選ぶ
  • 対象害虫をチェックする
  • 効果の性質から選ぶ
  • 安全性から選ぶ
  • タイプや特徴で選ぶ

 

目的別に合わせて選ぼう

シロアリ対策には、大きく分けて駆除と予防の2つの目的があります。

駆除すでにシロアリが発生、その可能性が高い。
退治、巣までしっかりと駆除したい。
予防まだ、シロアリは発生していない。
今後も発生しにくい環境にしたい。

なお、防除目的の駆除剤もあります。駆除+予防が同時にできます。

市販の駆除剤は薬剤がそこまで強くないので、効果が継続する期間は短めです。持続期間を確認して選びましょう。

 

対象害虫をチェックしよう

加害するのは、シロアリシロアリの羽アリ です。その中でも、主に日本に生息しているのは ヤマトシロアリ、イエシロアリの2種類です。

地域と羽アリの発生時期特徴
ヤマトシロアリ

北海道北部を除く日本全土。4月~5月の日中に羽アリが発生。土壌・湿気の多い木材に巣を作り移動。主に建物の下部を加害する。
イエシロアリ

千葉県以西の温暖な海岸線に沿った地域。6月~7月の夕方~夜に羽アリが発生。土壌に大きな巣を作り、100万匹近いシロアリが生息。加害スピードが速く、被害は建物全体に及ぶ。

参考:日本シロアリ対策協会

ここで注意したいのが、羽アリがいるということは近くに大きな巣があるということです。

羽アリも対象となっている、また巣まで退治できるタイプの駆除剤を選んでください。

 

シロアリは昆虫網ゴキブリ目シロアリ科に分類され、先祖はゴキブリです。

ホウ酸系の薬剤はゴキブリ・シロアリのどちらにも効果がありますが、ゴキブリ専用の駆除剤で代用するのはやめましょう。

クロアリのみ対象の駆除剤もあり、それではシロアリに効果がありません。

対象害虫のシロアリ、羽アリ、またシロアリの種類まで念のため確認してから選びましょう。

発生頻度が少ないのですが、外来種のアメリカカンザイシロアリがいます。土壌に巣や蟻道を作らず、乾いた木材を食害するシロアリです。

下記の写真のような細かい粒状の糞が、木材の近くに大量にあったら疑ってください。

引用元:社団法人 日本しろあり対策協会

アメリカカンザイシロアリが対象の駆除剤を選ぶ必要がありますが、市販薬は少ないのが現状です。

特に駆除が難しいシロアリです。専門業者に相談することをおすすめします。

 

効果の性質から選ぼう

薬剤の成分によって効果が変わってきます。

忌避性(シロアリを寄せつけない)は予防には適していますが、駆除目的で使うと、周りに拡散、新しい巣を作る危険性があります。駆除したい場合には非忌避性を選んでください。

巣まで確実に駆除したい場合は、即効性(ピンポイントで殺虫)より、遅効性(薬剤を巣に持ち帰らせる)そして巣にいるシロアリに広めていく伝播性(ドミノ効果)が適しています。

シロアリ駆除剤では、非忌避性、遅効性、伝播性の効果を選ぶことが大切です。

 

赤ちゃんやペットにも大丈夫?安全性から選ぼう

過去にはヒ素が問題となっていた時期がありました。今は、当時に比べて安全になりましたが、薬剤なので毒性はあります。

成分の毒性を理解し、注意をして選択・使用することが大切です。

現在、よく使われている6つの成分について下記にまとめました。

ネオニコチノイド系
(日本で一般的)
忌避性がなく、ドミノ効果がある。
殺蟻性が高く、人への害は少ない。
ピレスロイド系即効性があり、忌避性が高い。
人の目など、刺激を感じることがある。
フェニルピロール系殺蟻性が高く、ドミノ効果がある。
人に対して毒性があり、注意が必要。
フェニルピラゾール系忌避性がなく、ドミノ効果がある。
殺虫性・毒性が高いが、近年マイクロカプセル化で緩和されている。
カーバメート系神経系を刺激し、中毒症状を起こすタイプ。
人畜への毒性、空気の汚染の注意が必要。
ホウ酸系
(欧米で一般的)
安全性が高く、効果の持続期間が長い。
水に弱く屋外での使用が難しい。

引用元:シロアリ110番


公共法人 日本しろあり対策協会
の認定薬剤であれば、一定の安全基準を満たしている
ので、赤ちゃんやペットがいても安心して使えます。

日本しろあり対策協会とは?

  • 国土交通大臣認可を得た信頼できる機関。
  • しろあり防除施工士・薬剤の認定、施工方法の仕様書を制定。

参考:日本しろあり対策協会

 

タイプや特徴で選ぼう

素人が使うには扱いやすさも重要です。シロアリ駆除剤のタイプは大きく分けて3つです。

タイプメリットデメリット
エサを置くタイプ
(ベイト剤)
毒餌を持ち帰らせ、巣をまるごと駆除できる。
置くだけで簡単。
脱皮や羽化しない人やペットに影響がなく安全。
適切な場所に設置しなければ効果がない。
効果が出るまでに時間がかかる。
スプレータイプ
(エアゾール)
穴を開けて注入したり、吹きかけて使用する。
手軽に使用でき即効性が高い。
広範囲や巣の退治は難しい。
予防として使うことが難しい。
撒くタイプ
(液体や粉)
侵入を防止。防腐・防カビ対策にもなるものもある。
スプレーよりは広範囲に対応、予防もできる。
匂いが気になる。
広範囲の場合は散布機が必要となる。

 

シロアリ駆除剤の人気・有名商品を比較

シロアリ駆除剤の比較

シロアリ駆除剤で有名な商品を10点ピックアップして比較しました。

どれも、Amazon・楽天で手軽に買える商品です。(価格、口コミ評価はAmazonで比較しています。)

←横スクロールできます→

商品画像引用:Amazon引用:Amazon引用:Amazon引用:Amazon引用:Amazon引用:Amazon引用:Amazon引用:Amazon引用:Amazon引用:Amazon
メーカー
商品名
イカリ消毒
シロアリハンター
フマキラー
カダン白アリ ジェット プロ
吉田製油所
白アリスーパー21 低臭性
イカリ消毒
スーパーアリジェット
アース製薬
シロアリ・羽アリ撃滅
アース製薬
シロアリアース
アース製薬
シロアリの巣撃滅
金鳥
シロアリフォーム
レインボー薬品
アンツハンタープロWシャワー
アイメディア
シロアリ撃退 ホウ酸スプレー
Amazon評価
適応場所風呂場、台所、トイレなどの水回り周辺虫に直接噴射。木材のすき間、蟻道に噴射。床下にも対応。既築住宅の土台、柱、筋かい、床組。床下専用 ガーデニング用生息場所・蟻道・床下・狭いすき間(ノズル付属)家の周り、切り株・朽木周り、木製の杭、囲い周り、ウッドデッキ周り小屋組みや壁内部の被害木材及び空間。建物外周、床下、エクステリア周り、巣穴床下、縁側、ウッドデッキ等の家屋の木部、木製の囲い、杭、プランター
有効成分ビストリフルロン
(脱皮阻害剤) 
トラロメトリン・エムペントリン・シプロコナゾールシラフルオフェン(ピレスロイド系)シプロコナゾールエトフェンプロックス
(ピレスロイド系)
d-T80-フタルスリン、ビフェントリン ビフェントリン(ピレスロイド系)、ジプロコナゾールヘキサフルムロン(脱皮阻害剤)フィプロニル(フェニルピラゾール系・非忌避性・伝播性)シラフルオフェン・天然ピレトリン(ピレスロイド系)ポリホウ酸ナトリウム(中性)
タイプエサ設置型スプレー型塗布型・吹付型スプレー型 スプレー型スプレー型エサ設置型スプレー型シャワータイプスプレー型
価格2,173円1,320円10,395円2,340円 749円763円2,295円9,600円1,516円758円

←横スクロールできます→

 

人気の10商品ですが、有効成分や使い方タイプ、価格も様々です。

次の章で、シロアリ駆除剤のおすすめTOP3をご紹介します。

 

シロアリ駆除剤のランキングTOP3!

シロアリ駆除剤ランキング

これまで解説した選ぶポイントを踏まえたうえで、おすすめしたいシロアリ駆除剤TOP3を紹介します!

 

第1位:イカリ消毒 イカリシロアリハンター

引用:Amazon

価格と容量6個入り 2,173円
タイプ(使用方法)ベイト工法(毒餌を設置するタイプ)1.2m間隔で複数設置。

駆除・予防どちらも可能
遅効型(1~2ヶ月でシロアリが集まる)
半年を経過しても集まらない場合は設置場所を変更。

1.土に埋めて使用

・基礎から20〜30cm位離し設置します。
・犬走りがある場合は犬走りに接するように設置。

2.木材に固定して使用
・シロアリの被害場所や侵入口に密着させ、養生テープで固定。

有効成分ビストリフルロン(脱皮阻害剤)
松材(誘引木材)
効果持続期間設置後、最長2年間有効
  • 1959年設立の老舗の害虫駆除メーカー。
  • 設置するだけで簡単に駆除
  • 毒餌を持ち帰らせることにより、巣をまるごと駆除
  • シロアリが好む松材で誘引。
  • 昆虫の脱皮阻害剤であり、人やペットに影響がなく安全。
  • お手頃価格で効果の持続期間が長め。

一番人気の駆除剤です。信頼できるメーカーであり、簡単、安全、コスパと3拍子揃っています。

正しい場所に設置さえすれば、巣ごと駆除ができます。人やペットに影響がない安心な成分を使用しているので、特に小さいお子さんやペットを飼っている家庭におすすめです。

 

第2位:フマキラー カダン シロアリ  ジェット プロ

引用:Amazon

価格と容量450ml(1本で15坪)1,320円
タイプ(使用方法)スプレータイプ

駆除・予防どちらも可能

1・床下に使用

・床下換気口から床下全体に広がるように噴霧する。

2.すき間など狭い場所に使用

・付属のすき間ノズルを噴射口に差し込んで噴霧する。

虫に直接、発生個所、蟻道に噴霧。屋外・床下専用。

シロアリ、ハネアリ、アリ、キクイムシ、ダンゴムシ、ワラジムシ、ゲジ、ヤスデ、ムカデ対象

有効成分トラロメトリン・エムペントリン(殺虫効果・予防効果)

シプロコナゾール(木材防腐効果)

効果持続期間9ヶ月~1年
  • 殺虫剤でお馴染みのフマキラー製品。
  • 1本で殺虫・予防・木材防腐のトリプル効果。
  • すき間ノズルで隠れたシロアリも殺虫。
  • 逆さまでもOK。床下やすき間も簡単にスプレーできる。
  • シロアリ以外の害虫にも効果がある。
  • ガス抜きキャップ付きで処分にも配慮。

すばやく殺虫できる即効性と、その後の予防や木材防腐効果が9ヶ月以上継続する持続性を兼ね備えたシロアリ駆除剤です。

スプレータイプで約6mもの噴射が可能。さらに、すき間ノズルで隙間の奥まで入り込み、しっかりと駆除ができます。

逆さまにしても大丈夫なので扱いやすく、特に床下メインで駆除したい場合におすすめです。

 

第3位:吉田製油所 白アリスーパー21 低臭性

引用:Amazon

価格と容量15L 10,395円
30坪で2缶が目安となります。
タイプと使用方法塗布・吹付タイプ(油性液体)

駆除・予防どちらも可能

木材の表面に原液のまま、塗布処理、吹付処理(穿孔吹付処理、穿孔注入処理)をします。

処理量(300ml/1平方メートル)

木材・各種建材対応

有効成分シラフルオフェン(ピレスロイド系)

シプロコナゾール(防腐剤)

効果持続期間約5年

 

  • シロアリ駆除と予防、さらに木材防腐効果もあり。
  • (社)日本しろあり対策協会認定(社)日本木材保存協会認定の薬剤
  • 耐アルカリ性が良く、アルカリ条件下での各種建材への使用が可能。
  • 低臭性で、薬剤臭、溶剤臭がほとんどしない。
  • 発揮性が低く、居住者・作業者・周辺環境に影響がなく気軽に扱える。
  • 殺蟻力は強いが、人畜に対しては低毒性で安心。
  • 効果の持続期間が5年と長い。

薬剤の効果が非常に高く、それでいて安全です。

シラフルオフェンは、稲・果物・野菜の農薬としても使われています。

なんと言っても、日本しろあり対策協会認定の薬剤なので安心できます。

駆除と予防に加えて木材防腐効果もあり、持続期間が5年と専門業者なみの効果が継続するのも特徴。

他の駆除剤と比較すると価格が高めではありますが、しっかりと駆除と予防を継続したい方におすすめです。

 

シロアリ駆除剤のおすすめランキングまとめ

シロアリ駆除剤

ここまで、市販のシロアリ駆除剤を選ぶポイントやおすすめ商品を紹介しました。

なるべく、素人でも扱いやすく、安全でコスパの良い商品を厳選しました。もし、迷った場合は参考にしてくださいね。

ただ、シロアリ駆除剤は他の害虫駆除剤に比べて毒性が高めです。

妊婦さんや小さなお子さん、ペットがいる家庭は特に慎重に選ばなければいけません。

また、巣まで完璧に駆除するのは難しく、特にイエシロアリは食害スピードも速いので、駆除がちゃんとできていないと、家の耐久性や耐震性にも大きく影響します。

市販のシロアリ駆除剤は応急処置や予防として上手に活用するのがいいでしょう。

 

自分で駆除しても再発した場合は、早めに専門業者に相談をしてください。再発していなくても、一度 専門業者に調査をしてもらうと安心です。

ほとんどの専門業者は調査と見積りは無料です。大切な家のためです。一度、専門業者に調査をしてもらうことをおすすめします。

 

別記事「【2021年最新】シロアリ駆除業者(全国対応)の比較ランキング!」にて最新のオススメ駆除業者をご紹介していますので相見積もりの業者を選ぶ際の、参考にしてください。

シロアリ駆除業者
【2021年最新】シロアリ駆除業者(全国対応)の比較ランキング!

家の土台に侵食して甚大な被害をもたらす「シロアリ」 もし、大切な家でシロアリが発生したら、少しでも早く プロの業者に調査をしてもらい、被害状況を把握する必要があります。そして、巣まで徹底的に駆除し、予 ...

続きを見る

 

-シロアリ駆除

Copyright© くらぴた , 2024 All Rights Reserved.