「羽アリが大量に発生していて困っている」
「大量発生してる羽アリが、シロアリかクロアリか確認したい」
このように大量に発生してしまった羽アリに対して悩んでいませんか?
このページでは、羽アリが大量発生してしまう原因や、羽アリがシロアリかクロアリか判断する方法、羽アリの駆除の方法までを解説しています。
最後まで読むことで、羽アリが大量発生しないように対策を行えたり、駆除の方法が身に付くため、ぜひ参考にしてみて下さい。
この記事のテーマ
- 羽アリが大量発生してしまう原因
- 羽アリがシロアリかクロアリか見分ける方法
- 羽アリが大量発生したときの対処法
羽アリが大量発生してしまう原因って何?
まずは、羽アリが大量発生してしまう原因を解説していきます。
羽アリが発生する事自体は仕方のないことですが、家の周りを羽アリが好まない環境に変えることで、ある程度対策することが可能です。
新しい巣を作る際に羽アリが発生する
羽アリが大量発生してしまう原因は、シロアリやクロアリが何かの理由があって新しい巣を作るためです。
シロアリやクロアリは、新しく巣を作る際に一部が羽アリとなります。
そして、その羽アリになったアリ達が一斉に飛び立つことを「群飛」と呼び、これが原因で羽アリが大量発生してしまうのです。
巣を新しく作る理由としては、下記のような理由が主にあります。
- 天敵に元の巣を襲われてしまった
- 元の巣にいるシロアリやクロアリが多くなりすぎたため、一部が引っ越しをする
主に4月~11月がシロアリやクロアリが羽アリとなり群飛しやすい時期です。
羽アリは高温多湿の場所を好むため注意
羽アリは高温で湿度の高いジメジメとした場所を好むため、そのような環境が家にある場合は大量発生しやすくなってしまいます。
家の敷地内で羽アリが大量発生したことがある場合は、床下の木材や庭に置いている木材が高温多湿な状態になっていないか確認しましょう。
特に梅雨の時期は高温多湿な状態になりやすいため、庭や床下だけでなく、家の中の畳などにも注意が必要です。
エアコンで除湿をする、乾燥剤を置いてみる、湿気た木材を処分するなどして、羽アリが大量発生しにくい環境を作りましょう。
夜は家の明かりに羽アリが大量発生することも
夜の街灯に虫が大量発生している光景を見たことはありませんか?
あのように、羽アリにも光に向かって飛ぶ習性があります。
家の環境が高温多湿であれば、明るさにつられて窓に羽アリが大量発生してしまいます。
そのため、夜は家の明かりが外に漏れないように注意しましょう。
前述した通り、4月~11月は羽アリが大量発生しやすいため、特にこの時期は遮光性の高いカーテンなどを利用することがオススメです。
大量発生した羽アリはシロアリ?クロアリ?
大量発生した羽アリがシロアリなのか、クロアリなのかで事の重大性が変わるため注意が必要です。
クロアリであれば大きな被害はないのですが、シロアリは家に対して食害を起こす可能性があります。
シロアリとクロアリの違いに関しては、下記のページにて写真を交えて分かりやすく解説しているため、ぜひご覧ください。
【注意】羽アリの大群はシロアリかも?すぐ分かる見分け方をご紹介!
大量発生した羽アリを自分で駆除する方法
すでに大量発生してしまった羽アリを、自分で駆除する方法について解説していきます。
注意点として、ここから紹介していく駆除方法は、あくまでも応急処置という事を忘れないで下さい。
羽アリがシロアリの場合、完全に駆除をして食害を無くすためには、プロの知識や技術が必要になります。
そのため、これから解説する方法は専門業者に相談する前の応急処置として、参考にしてくださると幸いです。
大量に発生した羽アリを掃除機で吸い込む
一番簡単な方法は大量発生した羽アリを掃除機で吸い込んでしまう方法です。
多くの羽アリは吸い込んだ際の力で死んでしまいます。
そんなことをしたら掃除機が壊れてしまうと思われるかもしれませんが、多くの掃除機は羽アリ程の虫を吸い込んでも壊れない構造になっています。
しかし、サイクロン式を採用している掃除機の場合は、中でバラバラになった羽アリの処理が面倒であるため、この方法はオススメできません。
羽アリが大量発生している場所に袋を被せて捕まえる
家の中や敷地内で、羽アリが飛び立っている場所を特定できている場合は、その場所にビニール袋を被せると効率的に駆除できます。
羽アリが発生している場所をビニール袋などで覆うことで、飛び立とうとする羽アリを袋の中に溜めることができます。
袋の中に羽アリが溜まってきたら、しっかりと袋の口を縛って処分しましょう。
これを繰り返すことで大量発生している羽アリを処分したり、羽アリの大量発生を防ぐことができます。
羽アリを数匹残しておいて専門業者に確認してもらおう
専門業者に羽アリの駆除を依頼する予定がある場合は、上記で紹介した応急処置を行なっている最中に、羽アリを数匹残しておくといいでしょう。
羽アリを駆除する専門業者に、残しておいた羽アリを確認してもらうことで、羽アリがシロアリかクロアリかなど、種類の判断がしやすくなります。
大量発生した羽アリに殺虫剤を使用するのはNG
大量発生している羽アリに殺虫剤を使って応急処置を行うのは、なるべくやめておいた方がいいでしょう。
もし羽アリがクロアリである場合は、殺虫剤で駆除しても大きな問題にはなりません。
しかし、シロアリであった場合、殺虫剤を使用することで羽アリ以外のシロアリにも警戒されてしまい、家中に分散してしまいます。
その結果、専門業者が行うシロアリ駆除の敷地範囲が広がってしまい、効率も悪くなり金額も高くなってしまいます。
そのため、羽アリがシロアリかクロアリか完璧に判断できない場合は、殺虫剤での駆除は控えるようにしましょう。
羽アリが大量発生した時の業者の選び方は?
前述したように羽アリが大量発生した場合は、応急処置を行い専門業者に相談してみることが得策です。
駆除専門業者の選び方について解説していきます。
過去5年以内にシロアリの駆除や予防をしたか確認
まず専門業者を選ぶ前に、今あなたの住んでいる家が過去5年以内にシロアリの駆除や予防を行なったか確認してみましょう。
もし行なっている場合、シロアリ駆除や予防の保証期間は5年間が一般的であるため、行なってもらった専門業者に問い合わせてみましょう。
保証期間内であれば、再度無料で駆除を行なってもらえたり、保証金が受け取れる可能性があります。
そのため、専門業者を選ぶ前に、一度シロアリの駆除や予防を5年以内に行なっていないか確認しましょう。
複数の専門業者をリストアップしてみよう
羽アリの専門業者には、地域密着型や全国で展開されている業者もあるため、あなたが住んでいる街で評価の高い専門業者を複数リストアップしましょう。
下記の点に注意すると、リストアップしやすくなるでしょう。
- 駆除後の保証はしっかりと行なってくれるのか
- 見積もりの内容は詳細で、費用の内訳が記載されているか
- 「しろあり防除施工士」というシロアリ駆除の資格をもっているか
- 羽アリの駆除を行なった実績があるか
特に重要なのが、「しろあり防除施工士」という資格の有無で、「公益社団法人日本しろあり対策協会」が定めている資格です。
そのため、この資格を持っている事が確認できれば、必要な技術と知識を持っているという事の証明にもなります。
これらの点を専門業者のホームページで確認して、リストアップしていきましょう。
無料で現地調査をしてもらえる専門業者を選ぼう
前述した方法で信頼できそうな専門業者をリストアップできたら、その専門業者が無料で現地調査を行なってくれるのかも確認しておきましょう。
もし調査の段階でも費用が発生する場合、羽アリが実はクロアリで、大した害はないため駆除の必要がないと判明した際にも、料金が発生してしまいます。
知識が少ない、契約を急かす、こんな専門業者には注意
羽アリを駆除する専門業者の中にも、知識のない利用者に不要な契約を勧めるような、悪い業者が潜んでいる可能性があります。
- 羽アリに対する質問をしても曖昧な回答しか返ってこない
- 「これは今すぐにでも駆除しなければいけません!」と必要以上に契約を急かしてくる
これらの傾向がある専門業者には少し注意した方がいいでしょう。
中には詐欺を行う業者もあるのでご注意ください!
シロアリ駆除の詐欺に注意!悪質業者の手口と見抜くポイントを解説!
心配な場合は、前述した「しろあり防除施工士」という資格を持っていたり、「公益社団法人日本しろあり対策協会」に加入している専門業者を選びましょう。
また、無料調査の際や、見積もりをしてもらった際に疑問に思ったことは、全て質問するようにしましょう。
羽アリの大量発生まとめ
羽アリが大量発生する原因や、駆除を行う方法について解説しました。
羽アリが大量発生してしまう事自体は、自然に発生する出来事であるため仕方ありません。
しかし、しっかりと対策を行なって家の周りの環境を、羽アリが好まない環境にすることで、羽アリを遠ざけることは可能です。
また、すでに家の敷地内や中に羽アリが発生してしまった場合は、応急処置を行なった後に羽アリ駆除の専門業者へと相談しましょう。
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